TMSで発達障害は治りますか？

発達障害(神経発達症)は病気ではなく、生まれつきの脳の特性であるため、TMSでは発達障害そのものは治りません。

巷には脳波(QEEG)により発達障害グレーゾーンと診断し、それが治ると称してTMS治療の契約へと誘導するクリニックもある様ですが、TMSはあくまで、発達障害の特性がもたらす、こだわり、二次的な抑うつや不眠といったメンタル不調の改善に対する効果を期待して行う治療であり、発達障害そのものを治すような治療ではありません。

また、そもそも、脳波だけで発達障害の診断を下すことは出来ず、さらに言えば、どんな人でも、発達障害傾向を多少なりとも有している為、「発達障害グレーゾーン」という表現になると、来院者のほぼ全ての人が当てはまります。

医療と称してビジネス色の極めて強い悪徳クリニックには充分にご注意ください。