リベルサス®の効果は?危険性や副作用、ダイエット目的での注意点も解説

2024.6.26
リベルサスの効果は?ダイエット目的の副作用

「リベルサスを使ったダイエットに興味があるけれど、本当に痩せられるの?」「リベルサスに副作用や危険性はあるの?」と疑問に思っていませんか。リベルサスについてネットで調べると「効果ない」「危ない」といった口コミも散見されますが、実際はどうなのでしょうか?

リベルサスに期待できる効果や危険性、飲み方について詳しく解説します。リベルサスを使おうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

目次

リベルサス®とは?

出典:ノボ ノルディスク ファーマ株式会社

リベルサス(2型糖尿病治療剤 経口GLP-1受容体作動薬)とは、GLP-1受容体作動薬の1つです。GLP-1受容体作動薬とは、血糖値をコントロールする「インスリン」の分泌を促す医薬品です。糖尿病の治療にも使われています。

GLP-1受容体作動薬には、さまざまな種類がありますが、リベルサスは経口投与する医薬品です。GLP-1受容体作動薬は自己注射が一般的であるため、飲み薬は非常に珍しいといえます。リベルサスは、飲むことで食欲を抑えたり、脂肪を分解しやすい体質に近づけたりすることができます。

リベルサスは、「ノボ ノルディスク ファーマ株式会社」が製造しています。2019年7月に日本で承認申請し、2020年6月に「2型糖尿病」を効能または効果として製造販売承認を取得しています。その後、2021年2月に販売を開始しました。

尚、日本で承認されている経口型のGLP-1受容体作動薬は、2024年6月現在では「リベルサス」のみとなっています。

GLP1ホルモンの働きとリベルサスの関係

リベルサスの仕組み

GLP-1は、私たちの体内にもあるホルモンです。食事を取ると、GLP-1が分泌されます。GLP-1は、すい臓にインスリンを出すように働きかけ、血糖値を抑えるのです。リベルサスは、このGLP-1と似た作用があります。

【リベルサスのメカニズム】膵臓からインスリンを促す働きが!

リベルサスのメカニズム

食事によって血糖値が上昇すると、小腸からGLP-1というホルモンが分泌されます。

GLP-1がすい臓に働きかけることでインスリンが分泌され、血糖値が下がる仕組みです。

2型糖尿病になると、体質や高カロリー食などによって、すい臓から分泌されるインスリンの量が減ったり、うまく分泌されなくなります。それによって血糖値が高い状態が続く病気です。

リベルサスは、GLP-1と似た作用を持つ薬です。
すい臓からのインスリン分泌を促すことによって、血糖値を下げる効果が期待できます。

また、リベルサスには胃腸の動きを抑制したり、代謝を上げたりする効果が見込めます。食事量を減らし、痩せやすい体質に近づけるため、ダイエット効果が期待できるのです。

 

【関連記事】
GLP-1(受容体作動薬)ダイエットとは?種類や効果と仕組みを解説

リベルサスが吸収されるメカニズム

リベルサスの作用

通常、体内で分泌されるGLP-1は「DPP-4」という酵素によって、すぐに分解されてしまいます。そこでリベルサスは、長時間作用させるために、吸収されにくいように加工されています。

リベルサスには「サルカプロザートナトリウム(SNAC:スナック)」という成分が入っています。胃内に到達すると、リベルサスの主成分である「セマグルチド」とSNACが結合。

周囲のpHを上げることで、胃酸や消化酵素による分解からリベルサスを守ります。これにより、リベルサスはすぐに分解されず、長時間作用できるのです。

リベルサスの種類は3種類

リベルサスは、3mg・7mg・14mgと用量の異なる3種類があります。3mgが緑色、7mgが赤色、14mgが青色のシートに入っています。

1日1回3mgから投与を開始し、4週間経ったら1日1回7mgに増やすのが一般的です。ただし、1日1回7mgを投与し続けても効果が出ない場合は、1日1回14mgに増量します。

販売名

リベルサス®錠3mg

リベルサス®錠7mg

リベルサス®錠14mg

実物

リベルサス®錠3mg

リベルサス®錠7mg

リベルサス®錠14mg

リベルサス®錠3mg_pk リベルサス®錠7mg_pk

リベルサス®錠14mg_pk

有効成分

1錠中セマグルチド(遺伝子組換え)3mg

1錠中セマグルチド(遺伝子組換え)7mg

1錠中セマグルチド(遺伝子組換え)14mg

添加剤

サルカプロザートナトリウム、ポビドン、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム

側面

厚さ 6mm

重量

400.7mg

404.7mg

411.7mg

識別コード

3 novo

7 novo

14 novo

参考:製品基本資料 | リベルサス®

リベルサスにはどんな効果がある?

リベルサスの効果

リベルサスには食欲抑制作用があるため、ダイエットに有効です。

実際に2型糖尿病患者において、体重減少作用があることが科学的に証明されています。

リベルサスの有効性と安全性を調べた調査では、26週(半年程度)経過時点で、3mgでは-1.5kg、7mgでは-2.3kg、14mgでは-3.7kgとなり、用量と比例して体重減少も大きくなっていることが分かりました。

では、具体的にどのような作用から体重が減少するのかを解説してきます。

・血糖値の上昇が抑えられる
・満腹感が続く
・暴飲暴食を防げる
・体質改善に繋がる

効果①血糖値の上昇が抑えられる

ダイエットと血糖値は非常に密接な関係があります。

甘いものや、糖質の多いごはんやパンから食べ始めると、血糖値が急激に上昇し、インスリンが過剰に分泌されます。その結果、脂肪を蓄えやすくなると言われています。

リベルサスはすい臓のインスリン分泌を促し、血糖値を一定の範囲に抑える作用があることから、ダイエットにも繋がるのです。

効果②満腹感が続く

リベルサスを含むGLP-1受容体作動薬には、胃の蠕動(ぜんどう)運動を抑制する作用があると言われています。

蠕動運動は、胃やその周りの筋肉が伸び縮みして、胃の中のものを腸に送り出す運動です。リベルサスによってこの運動が抑制されると、食べ物が胃に入っている時間が長くなります。

その結果、満腹感が長続きし、余計な間食を減らすことができます。

効果③暴飲暴食を防げる

食欲をコントロールしているは、脳の食欲中枢です。

リベルサスは脳の食欲中枢に働きかける作用があり、自然に食欲を抑えることができます。

その結果、暴飲暴食や過食、余計な間食を防ぐことができ、自然と体重が減少していくと言われています。

過度なトレーニングをしなくても体重が落とせるため、ダイエットによるストレスも感じにくいでしょう。

効果④体質改善に繋がる

リベルサスには代謝をアップさせる作用も期待されています。

リベルサスは、余計なエネルギーを脂肪として蓄える「白色脂肪細胞」を燃焼させ、脂肪を分解して燃焼させる「褐色脂肪細胞」の熱生産を増加させる働きがあると言われているのです。

脂肪が燃焼され、代謝がアップすることにより、体質改善にも期待できます。

どのぐらいの期間で効果がわかる?

HbA1c(%) 本剤3mg 本剤7mg 本剤14mg リラグルチド0.9mg プラセボ
ベースラインa 8.1±0.8(49) 8.3±1.0(49) 8.0±0.9(48) 8.3±0.8(48) 8.3±1.1(49)
26週までの変化量a −1.1±0.8(43) −1.7±0.8(45) −1.7±0.8(44) −1.4±1.1(45) −0.2±0.7(41)
群差(本剤−リラグルチド0.9mg)b[95%信頼区間] 0.3[−0.0;0.6] −0.1[−0.4;0.2] −0.3[−0.6;−0.0]
群差(本剤−プラセボ)b[95%信頼区間] −1.1[−1.4;−0.8] −1.5[−1.7;−1.2] −1.7[−2.0;−1.4]
リベルサスの服用期間の目安は半年~1年で、ほとんどの方は1~3ヵ月程度でダイエットの効果が見られると言われています。
ただし、服用終了後のリバウンドには注意が必要です。終了後に食事量が急激に増加すると、リバウンドしやすい身体になってしまいます。
糖尿病の治療において、3~4ヵ月が経過しても効果が不十分なときには、他の治療法に切り替えられる場合があります。医師の指示に従いましょう。

リベルサスと他のGLP1受容体作動薬の比較

初の経口薬であるリベルサスが登場するまで、GLP-1受容体作動薬は注射薬しかありませんでした。

その理由は、リベルサスの成分であるセマグルチドは、胃の分解酵素によって分解されてしまうためです。

そこで新たに「SNAC」という吸収促進剤が開発され、胃でのタンパク質分解からセマグルチドを守ることに成功し、リベルサスが誕生しました。

注射に抵抗がある方にとって使いやすく、治療の選択肢が広がったと言えるでしょう。

リベルサスの効果を発揮させるには?正しい飲み方

リベルサスの飲み方

GLP-1受容体作動薬の中では初の経口投与タイプであるリベルサス。

注射には抵抗があるという方にとっても、服用しやすく、始めやすいGLP-1受容体作動薬です。

一方で、十分なダイエット効果を引き出すためには、正しい飲み方を知る必要があります。ここではリベルサスの服用方法についてご紹介します。

①起床時の空腹時

リベルサスは「起床した後の空腹時」に飲みましょう。

胃の中に食べ物や飲み物が残っている状態だと、胃の中でリベルサスの有効成分であるセマグルチドが吸収されず、効果が発揮されない可能性があります。

朝起きて食事をとる前に摂取することが大切です。

②一日一回1錠をコップ約半分の水( 約 120mL以下)

服用時の水の量は120ml(コップの半分程度)が良いとされています。

少ないと感じる方もいるかもしれませんが、実はとある研究によって、240mlの水で服用した場合には効果が薄れたことが分かっているのです。

またジュースやコーヒーではなく、必ず水で服用しましょう。

③服用後30分は飲食しない

服用後、30分程度は絶食しましょう。

この絶食時間は重要で、15分絶食よりも30分絶食の方が、リベルサスの成分がより吸収されたことが分かっています。

朝ごはんを食べる時間から逆算して、30分前に服用する必要があります。準備がギリギリだと、間に合わない可能性も。

リベルサス服用時は早起きを心掛けましょう。

水分が多すぎると吸収効率が下がる

胃の中に飲食物があると有効成分が吸収されません。リベルサス本来の効果が発揮されないため、注意しましょう。

また、水が多いと、吸収効率が落ちてしまいます。水の量は120ml以下を守りましょう。

1回に2錠飲んでもいい?

1回2錠は推奨できません。リベルサスは1回1錠飲みましょう。

リベルサス7mgを2錠服用した場合と、14mgを1錠服用した場合とでは、期待できる作用が異なります。リベルサス7mgを2錠のほうが、作用が弱まる恐れがあります。

リベルサスは3mg、7mg、14mgの3種類がありますが、すべて1錠あたり300mgのSNACが含まれています。リベルサス1錠(SNAC300mg)に対して、水120cc以下が推奨されています。SNACは多すぎても少なすぎても効果に影響を及ぼす可能性があるのです。

ダイエット目的のリベルサスの使用は危険?知ってほしい注意点

ダイエット目的のリベルサスの注意点

現在はオンラインクリニックなどでもリベルサスの処方が行われ、ダイエット目的の方も入手できるようになりました。

一方でリベルサスは2型糖尿病の治療薬としてのみ国内で承認されており、ダイエット目的としての安全性や有効性は確認されていません。

便秘や吐き気だけでなく、膵炎などの重篤な副作用が出る場合があるので、服用には注意が必要です。

ダイエット目的で使用した場合の危険性も理解した上で、自己責任で服用しましょう。

低血糖による症状

・脱力感
・倦怠感
・高度の空腹感
・冷汗
・顔面蒼白
・動悸
・振戦
・頭痛
・めまい
・嘔気
・視覚異常など

上記の低血糖症状が出た場合は、糖質を含む食品を摂取しましょう。また、リベルサスや併用している糖尿病用薬を減量するなどの処置も必要です。

急性膵炎

急性膵炎とは、すい臓に急に起こる病変のことです。すい液に含まれる消化酵素により、自らのすい臓が消化されてしまった状態です。具体的な症状には、吐き気や嘔吐、激しい腹痛があります。リベルサスを服用することで、急性膵炎が起こる確率は0.1%です。

異常が認められた場合には、リベルサスの使用を中止してください。適切な処置をし、再投与は避けるべきとされています。

胆のうの症状

胆嚢炎

胆嚢炎とは、胆のうに炎症が起こることです。発熱や寒気、白目が黄色くなることなどが起こりえます。

胆管炎

胆管炎とは、胆管に炎症が起きた状態のことです。発熱や白目が黄色くなること、右上腹部痛などが起こります。

胆汁うっ滞性黄疸

胆汁うっ滞性黄疸とは、胆汁の流れが減少または停止してしまう状態を指します。白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなるなどの症状が起こりえます。

その他の副作用

5%以上

悪心
下痢

1〜5%未満

食欲減退
頭痛
糖尿病網膜症
便秘
嘔吐 など

0.5〜1%未満

浮動性めまい
味覚異常
鼓腸
胃炎
おくび など

頻度不明

過敏症(発疹、じん麻疹等)
心拍数増加
胃排出遅延
胆石症 など

リベルサスの使用上の注意

・3~4ヵ月間投与して効果が不十分な場合、治療の変更も考慮しましょう。
・リベルサスの中止後も効果が続く可能性があるため、血糖値の変動や副作用の発現には十分に気をつけましょう。
・低血糖症状を起こすことがあるので、高所作業や自動車の運転をする人は十分注意しましょう。
・リベルサスの投薬中は、甲状腺関連の症候(首にしこりがあるなど)がないか確認しましょう。

リベルサスを服用できない人は?

  1. 膵炎などの膵臓疾患の既往、甲状腺疾患の既往、重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)のある方
  2. 低血糖を起こす可能性が高い以下の状態の方
    ⅰ)脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
    ⅱ)栄養不良状態、飢餓状態、食事摂取量の不足
    ⅲ)激しい筋肉運動
    ⅳ)過度のアルコール摂取者

その他、以下に該当する人はリベルサスを使うことができません。

糖尿病の治療やダイエット効果が期待されているリベルサスですが、健康状態や体質によっては服用できない方もいます。

知らずに服用してしまうと、危険な状態となってしまう可能性も。以下に該当する場合には、服用前に必ず医師に相談しましょう。

  • 膵炎の既往歴のある人
  • 重度胃不全麻痺等、重度の胃腸障害のある人
  • 低血糖を起こすおそれがある人
  • 胃摘出術を受けた人
  • 生殖能を有する人
  • 妊婦や授乳婦
  • 小児や高齢者

膵炎の既往歴のある方は症状が悪化するリスクがあるため、服用はできません。

副作用が気になる場合はどうする?

「痩せるためにリベルサスを服用したいけど、副作用が心配…。」という方も多いのではないでしょうか。

ほとんどのクリニックでは、処方前に副作用への不安などを医師に相談できます。

中には副作用を緩和する薬の処方も受けられたり、処方後にチャット相談ができるクリニックも。

薬だけでなく、アフターフォローも含めてクリニックを検討すると良いでしょう。

リベルサスは他のGLP1受容体作動薬(注射)と併用しても大丈夫?

より高いダイエット効果を得るために、注射薬のGLP-1受容体作動薬と併用したいと考える方もいるのではないでしょうか。

リベルサスとの併用が禁止されているお薬はありませんが、同様の効果を持つGLP-1受容体作動薬(注射)やDPP-4阻害剤との併用は、低血糖を引き起こすリスクが高まる可能性があります。

併用した場合の有効性や安全性は確認されていませんので、併用には注意が必要です。

リベルサスは保険適用される?

リベルサスを美容目的で使う場合は、保険が適用されません。

一方、2型糖尿病と診断された場合は保険が適用されます。糖尿病の診断については、さまざまな要素が考慮されます。主な診断基準には、以下があります。

・空腹時の血糖値が126mg/dl以上
・75g経口ブドウ糖負荷試験の2時間値が200mg/dl以上
・血糖値(時間指定なし)が200mg/dl以上
・糖尿病のリスクの診断指標「HbA1c」が6.5%以上

リベルサスの価格はいくら?

銘柄名 成分名 会社名 規格単位 現行薬価 調整後薬価
リベルサス®錠3mg セマグルチド(遺伝子組換え) ノボ ノルディスクファーマ 3mg1錠 143.20円 139.60円
リベルサス®錠7mg 7mg1錠 334.20円 325.70円
リベルサス®錠14mg 14mg1錠 501.30円 488.50円

出典:リベルサスの費用対効果評価結果に基づく価格調整について 

薬の価格は国が一律で決めており、その価格を「薬価」と言います。保険適用の場合は、私たちにもその値段で処方されます。

リベルサスの場合は、糖尿病の治療として使う場合には保険適用ですが、ダイエット目的の場合は自由診療となります。

そのためダイエットを目的で処方するリベルサスの価格は、クリニックが自由に決めることができるのです

リベルサスは通販でも入手できる?

GLP-1は、クリニックから処方されなくても、通販サイトで購入することができます。しかし、自己判断でGLP-1を使うことは危険です。

個人輸入で購入したリベルサスは、日本向けの製品ではありません。偽物が届くリスクもあるため、十分に注意が必要です。正規品でない場合、効果が出ないどころか、健康被害に遭うリスクも高まります。万が一、重篤な副作用が出たとしても、適切に対処できるか分からないため、個人購入は控えましょう。

正規のリベルサスを購入するのであれば、クリニックで処方してもらいましょう。

2型糖尿病以外の人がリベルサスをダイエット目的で使用する場合

自由診療でリベルサスが処方されるオンラインクリニックを紹介します。

クリニック 主な治療内容 費用 診察料 血液検査 オンライン診療 送料 診療時間
DMMオンラインクリニック ダイエット薬 リベルサス(3mg)/30錠
1ヶ月ごと:8,580円
0円 550円 24時間
クリニックフォア ダイエット薬 リベルサス(3mg)/30錠
1ヶ月ごと:9,350円*
1,650円 7,370円 0円 7:00~24:00
※診療時間は、土日祝日をはじめ日によって異なる
eLife ダイエット薬
リベルサス(3mg)/30錠
1ヶ月ごと:6,664円〜
0円 5,200円 0円 7:00~22:00
ファイヤークリニック ダイエット薬 リベルサス(3mg)/30錠
1ヶ月分:11,000円※初回限定
0円 5,500円 0円 10:00~19:00

※自由診療のため保険が適用されません
※費用は税込金額
*リベルサス3mg定期配送プランのひと月あたりの金額

リベルサスを服用しても痩せない?その理由は

食欲を減退させたり、消化のスピードを遅らせる作用があることから、ダイエットに有効と言われるリベルサス。

一方で「服用していてもなかなか痩せない」との声が聞かれることもあります。

ここでは痩せないと言われる理由について、1つ1つ解説していきます。

・服用方法の誤り
・運動不足
・食生活の乱れ
・短期間しか服用していない
・もともと太っていない

痩せない理由①服用方法の誤り

リベルサスの効果を得るには、正しい服用が大切です。

間違った服用方法では、期待する効果が得られない可能性があります。医師の指示に従い、服用する量やタイミングは必ず守りましょう。

またリベルサスは湿気に弱いと言われているため、保管方法も重要。

必ず服用する直前に取り出すようにしましょう。

痩せない理由②運動不足

ダイエット効果を最大限引き出すには、適度な運動が必要不可欠です。

運動によって代謝がアップし、痩せやすい身体づくりにも繋がるためです。

リベルサスを服用していても、運動不足では消費カロリーが少なくなるため、期待する効果が得られない可能性があります。

服用と合わせて、まずは軽い散歩などから始めてみましょう。

痩せない理由③食生活の乱れ

痩せやすい体質づくりには、栄養バランスの取れた食生活も重要です

リベルサスには食欲減退の効果がありますが、だからと言って、ジャンクフードやお菓子などの食べ過ぎには注意が必要。

食物繊維やたんぱく質などを積極的に摂取し、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

服用を辞めた後にリバウンドしないためにも、服用中に習慣化できると良いです。

痩せない理由④短期間しか服用していない

痩せないと言われる理由のひとつに、服用期間が短すぎることが挙げられます。

リベルサスは即効性のあるものではありません。早い人では1ヵ月、通常は3~4ヵ月で効果が表れると言われ、人によってその期間は異なります。

自己判断で辞めてしまうとダイエット効果が得られない可能性があります。まずは3ヵ月続けてみましょう。

痩せない理由⑤もともと太っていない

既に痩せている方や運動習慣のある方が服用しても、期待する効果が得られない可能性があります。

リベルサスは本来、2型糖尿病の治療薬として使われるものです。リベルサスによって食欲が減退し、食べる量が減ることでダイエット効果が見られます。

体重が重い人ほどその成果は得やすいと言えるでしょう。

ダイエット目的での使用は注意が必要!

リベルサスを含め、GLP-1を使ったダイエットには注意が必要です。GLP-1は、2型糖尿病の治療薬として承認されています。健康な人がダイエットに使って、副作用が出たとしても基本的には自己責任です。

通常、承認された医薬品を使って、健康被害が起こった場合「医薬品副作用被害救済制度」を利用できます。この制度は、医薬品を正しく使ったにも関わらず被害が出てしまった場合に、医療費や障害年金などの給付を行う制度のことです。しかし、ダイエット目的の場合は、適正に医薬品を使用したとは認められないため、救済制度は利用できません。

まとめ

この記事では、リベルサスに期待できる効果や危険性、投与方法について解説しました。リベルサスは、血糖値をコントロールすることで、痩せやすい体質に近づける医薬品です。

ダイエット効果を得るためには、用法用量を守って使うことが重要です。リベルサスを使う場合は、事前に医師の問診を受けて、指示通りに服用するようにしましょう。

 

【未承認医薬品に関する記述】

本記事では、国内未承認医薬品および承認医薬品の承認とは異なる目的で使用している医薬品を紹介しています。

●リベルサス 一般名:セマグルチド (遺伝子組換え)

【未承認医薬品等】
2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、肥満治療目的の処方については、国内では効能・効果への承認が下りていません。【国内の承認医薬品等の有無 】
国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されている、GLP-1製剤はありません。【諸外国の安全等の情報】
リベルサスと同じ有効成分「セマグルチド」による抗肥満薬「ウゴービ」は、FDA(アメリカ食品医薬品局)、EMA(ヨーロッパ医薬品庁)などで抗肥満薬として承認されています。ただし、リベルサスは諸外国でも承認されていないため重大なリスクが明らかになっていない場合があります。急性膵炎、低血糖症状(冷や汗、気持ち悪くなる、手足の震え、ふらつく、脱力感)、嘔吐、腹痛、下痢、便秘といった副作用があります。【入手経路等】
多くの場合、クリニックの個人輸入です。

当院のGLP-1処方について

当院では、メディカルダイエットとしてリベルサスをはじめ、痩身に効果的な医薬品の処方をオンライン診療でもご受診頂けます。運動や食事制限等が難しい方でも、負担なく無理のない体重減少効果が期待できます。お気軽にご相談ください。

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