薄毛予防に！男性におすすめの市販の育毛剤12選

髪のボリューム感や抜け毛が気になり始めたら、育毛剤でのケアを始めてみましょう！

しかし、さまざまな育毛剤が登場しているため「どれを購入したらいいの？」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか？

そこでこの記事では、薄毛予防に効果的な男性におすすめの育毛剤12選をご紹介します。

育毛のメカニズムや有効成分の種類、育毛剤の選び方なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

育毛剤とは？

育毛剤とは、抜け毛を防ぎ、今生えている髪が育ちやすい頭皮環境に整えてくれるアイテムです。

有効成分が配合されている「医薬部外品」に分類され、抜け毛予防や育毛効果が認められています。また、頭皮にうるおいを与えて乾燥を防ぐ効果なども期待できます。

育毛剤と発毛剤の違い

育毛剤と似ているものに「発毛剤」があります。しかし、育毛剤と発毛剤は、目的や効果、分類などに違いがあります。

以下の表に、それぞれの特徴をまとめました。​

このように、育毛剤は主に「頭皮環境を整えることで抜け毛を予防し、髪の健康を維持する」ことを目的としています。

​一方、発毛剤は「新たな髪の発毛・成長を促す」ため、すでに薄毛が進行している方に適しています。​

そのため、ご自身の髪の状態やお悩みに合わせて、適切な製品を選ぶことが大切です。

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【Pick UP】おすすめの育毛剤はこれ！

チャップアップ	ニューモ	リデン
男性用	男女兼用	男性用
注目成分	注目成分	注目成分
センブリエキス	HGP®*	センブリエキス
価格（税込）	価格（税込）	価格（税込）
通常価格：8,690円 定期初回：1,980	通常価格：6,352円 定期初回：2,475円 ※1世帯1回限り	通常価格：12,980円 定期初回：3,278円
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*独自の方法で製造した特別な卵黄リゾホスファチジルコリン（頭皮保護成分）

育毛で『抜け毛を予防する』メカニズム

※『育毛剤』の効果としては「頭皮の血行促進」と「毛母細胞の分裂活性」は認められていないため、ここでは『育毛』および『有効成分』の作用機序として記載します。

育毛は有効成分の種類によっても異なりますが、主に「頭皮の血行促進」と「毛母細胞の分裂活性」によって、抜け毛を予防する効果が期待できます。

詳しく見ていきましょう！​

効果①頭皮の血行促進

健康的な髪を育むためには、血行を促進して、髪の成長に必要な栄養素を送り込むことが必要です。育毛の有効成分には、頭皮の血行を促進することで、抜け毛を防ぐ効果が期待できます。

効果②毛母細胞の分裂を活性化

髪の根元には毛母細胞と呼ばれる細胞が存在しています。毛母細胞とは「髪のもととなる細胞」のことです。育毛の有効成分には、この毛母細胞の分裂を活性化することで髪のもととなる細胞を増やし、今ある髪を健やかに育む効果が期待できます。

発毛（新しい毛を生やす）効果は期待できない？

育毛剤は、今生えている髪を維持し、抜け毛を予防するためのアイテムです。​そのため、新しい毛を生やす効果はあまり期待できません。

『ミノキシジル』などの発毛成分が配合された「第1類医薬品」や『カルプロニウム塩化物』（発毛促進に有効として日本皮膚学会から認められた成分）などを含む処方箋なしでも購入ができる第2類医薬品を検討してください。

HIX	ニューZ
注目成分 ミノキシジル	注目成分 カルプロニウム塩化物
価格（税込） 4本セット3,000円／1本	価格（税込） 定期初回限定2,750円 ※1世帯1回限り
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育毛剤に含まれる有効成分とは？

育毛剤に配合されている有効成分には、さまざまな種類があり、それぞれに期待できる効果が異なります。

ここでは、代表的な育毛剤の有効成分をご紹介します。

血行促進効果がある有効成分

センブリエキス

リンドウ科植物センブリから抽出される植物エキス。医薬部外品において、初めて育毛効果が認められた有効成分です。

センブリエキスには、頭皮の血行促進による育毛効果が期待できます。

酢酸DL-α-トコフェロール

酢酸DL-α-トコフェロールは、ビタミンE誘導体の一種で、頭皮の血行促進による育毛効果が期待できます。

毛母細胞の活性化が期待できる有効成分

アデノシン

資生堂の申請により、2004年に医薬部外品の育毛剤の有効成分として認められた成分。アデノシンは、生物の細胞内では、エネルギー伝達に係る物質の構成成分として存在しています。

毛母細胞の増殖促進により、髪の成長期を維持して、抜毛を防ぐ効果が期待できます。

パンテノール（D-パントテニルアルコール）

パンテノールは、水溶性のビタミンBです。毛母細胞を活性化することで、髪の成長期を維持して、抜毛を防ぐ効果が期待できます。

抗炎症効果のある有効成分

グリチルリチン酸ジカリウム

マメ科植物カンゾウの根に含まれる成分で、医薬部外品の抗炎症有効成分として承認されています。

育毛剤では、抗炎症作用により頭皮環境を健やかに保つ働きが期待できます。

塩酸ジフェンヒドラミン

抗炎症作用により、頭皮環境を健やかに保つ働きが期待できる成分です。

市販で買える？育毛剤の購入方法

育毛剤は「医薬部外品」に分類される製品です。

そのため、一般的な薬局やドラッグストア・通販でも販売されており、だれでも自由に購入できます。医薬品ではないため、医師の処方や薬剤師への相談も不要のため、第1類医薬品の発毛剤よりもトライしやすいといえるでしょう。

薬局・ドラッグストア

薬局やドラッグストアでは、さまざまな育毛剤が販売されています。

実際に店頭で手に取って商品を確認できるため、容器の持ちやすさやデザインなどをチェックできるのがメリットです。

通販

複数の育毛剤の配合成分や価格を、じっくり確認したい方には、通販での購入がおすすめです。自宅で好きな時間に、商品を選べるので、忙しい方でも育毛剤を購入しやすいでしょう。

また、抜け毛や薄毛は、ナイーブな悩みの1つでもあります。人に見られずに落ち着いて育毛剤を選びたい方にも、通販での購入がおすすめです。

どんな育毛剤を選べばいい？育毛剤の選び方のコツ！

育毛剤は、さまざまなメーカーから、数多くの製品が登場しているため「どれを購入するべき？」と悩んでしまう方も多いでしょう。

そこでここからは、育毛剤を選び際に注目したい3つのポイントをご紹介します。

①有効成分を確認！

まずは、育毛剤が医薬部外品であり、有効成分が配合されているかを確認しましょう。

そのえで、​有効成分の種類とそれぞれの働きをチェックし、自分の頭皮の状態や悩みに合うものを選ぶことが重要です。​例えば、頭皮が敏感で荒れやすい方は、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているタイプがおすすめです。​

また、頭皮が乾燥しやすい方には、保湿効果のあるヒアルロン酸やコラーゲンなどが配合されているアイテムが適しています。

②続けやすい価格か

育毛剤は、価格が高いものほど効果が高いというわけではありません。育毛剤の効果を実感するためには、継続して使用することが何よりも大切です。

そのため、長期間使い続けても経済的に負担にならない価格帯の製品を選びましょう。​

③使いやすさはどうか

育毛剤の使用感や使いやすさも、毎日心地よく使い続けるためには外せないポイントです。​

製品によって、スプレータイプやノズルタイプなど、さまざまな形状があります。​スプレータイプは、細かな霧状で噴射できるため液だれしにくく、手軽に塗布できます。​一方で、毛量が多い方の場合は、スプレータイプは髪に付着しやすいというデメリットもあります。

頭皮の狙った部分にしっかり塗布したい方は、直接塗れるノズルタイプが使いやすいでしょう。

【メンズ】薄毛を予防したい男性におすすめな育毛剤12選を徹底比較！

商品名	有効成分	容量	価格	タイプ
①チャップアップ	センブリエキス グリチルリチン酸ジカリウム 塩酸ジフェンヒドラミン トコフェロール酢酸エステル D-パントテニルアルコール アラントイン	120ml	通常価格：8,690円（税込） 定期初回：1,980円（税込）	スプレータイプ
②ニューモ	センブリエキス グリチルリチン酸ジカリウム D-パントテニルアルコール	75ml	通常価格：6,352円（税込） 定期初回：2,475円（税込） ※1世帯1回限り	スプレータイプ
③REDEN（リデン）	センブリエキス ニンジンエキス グリチルリチン酸ジカリウム	90ml	通常価格：12,980円（税込） 定期初回：3,278円（税込）	スプレータイプ
④NANOSIV（ナノシヴ）	センブリエキス グリチルリチン酸ジカリウム D-パントテニルアルコール 酢酸トコフェロール	80ml	通常価格：8,900円（税込） 定期初回：2,990円（税込）	スプレータイプ
⑤ツヤゴロモ	パントテニルエチルエーテル センブリ抽出リキッド β－グリチルレチン酸	60ml	3,850円（税込）	ノズルタイプ
⑥薬用 アデノゲンEX＜J＞	アデノシン β－グリチルレチン酸 パントテニールエチルエーテル ｌ－メントール クジン抽出液 酢酸DL-α-トコフェロール ニンジンエキス	50ml	2,420円（税込）	ノズルタイプ
⑦アデノバイタル	アデノシン	180ml	7,700円（税込）	スプレータイプ
⑧強力加美乃素Ａ	イソプロピルメチルフェノール エチニルエストラジオール 塩酸ピリドキシン サリチル酸 カミゲンE カミゲンK CS-ベース	200ml	2,420円（税込）	ボトルタイプ
⑨薬用育毛剤 柑気楼	グリチルリチン酸ジカリウム センブリエキス ニンジンエキス ナイアシンアミド パントテニルエチルエーテル	130ml	通常価格：5,989円（税込） 定期初回：1,980円（税込）	スプレータイプ
⑩ボスケージ	センブリエキス パントテニルエチルエーテル タマサキツヅラフジアルカロイド グリチルリチン酸ジカリウム	120ml	通常価格：3,980円（税込） 定期初回：1,990円（税込）	スプレータイプ
⑪薬用メディカルアンチヘアロスセラム	酢酸DL-α-トコフェロール センブリエキス グリチルリチン酸ジカリウム	50ml	6,160円（税込）	スポイトタイプ
⑫アンサードEX7	ニコチン酸アミド センブリ抽出液 酢酸DL-α-トコフェロール ピロクトンオラミン	100g	通常価格：12,980円（税込） 定期初回：980円（税込）	炭酸泡・スプレータイプ

①チャップアップ

チャップアップは、6種類の有効成分を配合した育毛剤です。天然由来成分55種類やアミノ酸15種類、独自成分「ジンゲルシックス®（ショウキョウエキス）」なども配合されており、頭皮環境を整え、多角的に育毛にアプローチします。

さらに、微細なナノバブル発生装置を採用することで、厳選配合成分の角層への浸透力を高めています。

②ニューモ

ニューモは、3種の有効成分が配合された薬用育毛剤です。独自開発成分である「HGP*（卵黄リゾホスファチジルコリン）」が頭皮を保護し、28種の自然由来成分が頭皮環境を整えます。

サラッとした使用感でベタつきにくく、毎日使いやすいのも嬉しいポイント！

*独自の方法で製造した特別な卵黄リゾホスファチジルコリン（頭皮保護成分）

③REDEN（リデン）

REDEN（リデン）は、3種の有効成分が配合された薬用育毛剤です。こだわり抜いた天然由来成分にプラスして、注目のスカルプケア成分「リデンシル」を原料メーカーの推奨量である3％配合！

液だれしにくい直噴ノズルで、頭皮にダイレクトに塗布できます。さわやかなシトラスミントの香りが心地よく、なじませたあとは香りが残らないので、ニオイを気にせず使えます。

④NANOSIV（ナノシヴ）

NANOSIV（ナノシヴ）は、4種の有効成分が配合された薬用育毛剤です。容器を振るだけで、角層への浸透をサポートする「ナノバブル」が発生する特殊容器を採用しており、効率的な育毛ケアを実現します。

さらに、頭皮を守る皮脂に着目。皮脂を溶かして浮かせてしまうアルコールを使用しない設計で、育毛のための頭皮環境を守ります。

⑤ツヤゴロモ スカルプエッセンス フォーメン

ツヤゴロモ スカルプエッセンス フォーメンは、3種の有効成分が配合された薬用育毛剤です。植物由来成分が頭皮にうるおいを与えて、乾燥などの外的刺激をケア。さらに、皮脂量の多い男性の頭皮に合わせて、チンピエキスも配合しています。

液だれしにくい押し出しタイプのノズルを採用しており、狙った部分にしっかり塗布できます。

⑥資生堂 薬用 アデノゲンEX＜J＞

薬用 アデノゲンEX＜J＞は、生体内薬用成分「アデノシン」を中心に、7種の有効成分を配合した発毛促進・育毛剤です。

発毛促進因子(ＦＧＦ-７)を産生し、毛根の成長期にアプローチ。さらに、血行促進効果によって発毛を促進し、しっかりとした髪を育てます。

⑦資生堂 アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス

アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンスは、資生堂の独自有効成分である「アデノシン」を配合した育毛剤です。有効成分が、発毛シグナルを伝達し、薄毛や脱毛を予防して健やかな髪を育てます。

さらに、保湿成分APコンプレックス（アンズ果汁由来成分）がうるおいを与えて、頭皮環境をケアして、髪の育成をサポートします。

⑧強力加美乃素Ａ

強力加美乃素Ａは、女性ホルモン（エチニルエストラジオール）をはじめとする7種の有効成分を配合した育毛剤です。

有効成分が、頭皮・毛産生機能を整えて抜け毛を予防。健やかな髪の生育をサポートします。

メントールが配合されており、爽快で心地よい仕上がりです。

⑨薬用育毛剤 柑気楼 健露EXゴールド

薬用育毛剤 柑気楼 健露EXゴールドは、6種の有効成分を配合した育毛剤です。有効成分が、頭皮環境を整えて、ふけ・かゆみを防ぎながら、発毛を促進し抜け毛を予防します。

さらに、青みかん、青ゆず、成熟だいだいの3種の柑橘成分（保湿成分）や4種の和漢成分（保湿成分）などが贅沢に配合されており、美容液のようなリッチな使い心地で、頭皮にうるおいを与えます。

⑩ボスケージ

ボスケージは、4種の有効成分を配合した育毛剤です。さらに、スイスの化粧品原料メーカーが開発した成分「リデンシル」を配合。頭皮環境を整えて、健やかな髪を育みます。

パラベンや石油系界面活性剤、鉱物油、合成着色料などを使用していないマイルドな処方で頭皮にやさしい使い心地を実現。メントールや香料も使用していないので、ニオイを気にせず使えます。

⑪薬用メディカルアンチヘアロスセラム

薬用メディカルアンチヘアロスセラムは、3種の有効成分をオイル層とウォーター層の2層に配合した育毛剤です。自然由来成分を99％使用、界面活性剤を使用せず、植物の恵みを2層に凝縮しています。

さわやかなハーバルグリーンの香りで、ポジティブな育毛ケアを実現します。

⑫アンサードEX7

アンサードEX7は、4種の有効成分を配合した育毛剤です。リデンシルや昆布エキス（海藻エキス）、オウゴンエキスなど21種の自然由来成分が頭皮にうるおいを与えます。

さらに、炭酸泡を使用したクラッキング処方で、パチパチと弾けるような爽快感を実現。細かな泡が、角層まで成分を浸透させます。

薄毛予防には『早めの対策』が必須！育毛剤はいつから使い始めればいい？

薄毛を予防して、ボリューム感のある印象をキープするためには、早めの対策が重要です。「抜け毛が増えたかも？」​「髪のボリュームが気になる」と感じ始めたら、できるだけ早く育毛剤でのケアを取り入れましょう。

抜け毛や薄毛というと、40代以降の悩みのように感じるかもしれませんが、実は男性の場合、早ければ10代後半や20代でも抜け毛が見られることもあります。

早い段階から育毛剤でケアすることで、頭皮に環境が健やかになり、抜け毛を効率的に予防できるでしょう。​また、育毛剤を使用したマッサージで、頭皮を刺激して血流を促進すると、ハリコシのある健やかな髪を育みやすいとされています。

今ある髪を育て、抜け毛を防ぎたい方は、20代や30代からでも育毛剤でのケア取り入れてみましょう！

男性の薄毛の特徴とは？主なタイプと原因

抜け毛を防いで、理想的な髪をキープするためには、男性ならではの薄毛の特徴やタイプ、原因について理解しておくことが大切です。

ここからは、男性の薄毛の特徴や原因を詳しく解説します。

主な薄毛のタイプ

ひとことに「薄毛」といっても、男性の場合、抜け毛の進行の仕方によって「M字タイプ」「O字タイプ」「U字タイプ」の3つに分けられます。

適切なケアをするためには、まずは、自分の薄毛がどのタイプに該当するかを把握しておきましょう。

M字タイプ（額の生え際）

額の生え際が左右対称に後退し、アルファベットの「M」の形状に見えるタイプです。​

M字タイプは、20代～30代の比較的若い世代でも見られ、男性ホルモンの分泌が影響しているといわれています。初期段階では額の左右が少し後退する程度ですが、徐々に後退が進行し、額が目立つようになるのが特徴です。

O字タイプ（頭頂部）

頭頂部（つむじ周辺）から薄毛が進行するタイプで、上から見るとアルファベットの「O」の形状に見えます。

​男性ホルモンの影響もありますが、そのほかにも過剰な皮脂分泌による頭皮環境の悪化や加齢が原因のケースも少なくありません。

U字タイプ（全体的に後退）

前頭部から頭頂部にかけて全体的に薄毛が進行し、アルファベットの「U」の形状に見えるタイプです。​

M字型とO字型が同時に進行することで、この形状になる場合もあります。主に、40代～50代で見られ、M字タイプよりも薄毛が目立ちやすいのが特徴です。​

薄毛の主な原因

男性の薄毛にはさまざまな原因が存在します。以下に主な要因を挙げ、それぞれの特徴を解説します。​

AGA（男性型脱毛症）

AGAとは、男性ホルモンの影響で進行する脱毛症のことで、発症には「遺伝的要因」が強く関与しています。

男性ホルモンである「テストステロン」が、5αリダクターゼという酵素と結合すると「ジヒドロテストステロン（DHT）」という部室に変化します。この「ジヒドロテストステロン（DHT）」が、毛乳頭細胞に作用し、脱毛因子を増加させることで、ヘアサイクルが乱れ、薄毛が進行してしまうのです。

頭皮環境の悪化

頭皮の過剰な皮脂や汚れも、抜け毛や薄毛の原因になります。

頭皮に皮脂や汚れが蓄積すると、毛穴が詰まり、炎症を引き起こすことがあります。こうした頭皮環境の悪化により、髪の成長が妨げられ、抜け毛が増加する可能性もあるのです。

ストレス＆生活習慣の乱れ

過度なストレスや不規則な生活習慣は、ホルモンバランスの乱れや血行不良を引き起こし、髪の成長に悪影響を及ぼします。また、睡眠不足や偏った食生活を続けると、髪に必要な栄養が不足する可能性があり、薄毛の進行を促す要因となります。​

このように薄毛は、複数の原因が複雑に絡み合い、進行していくため、早めのケアや生活習慣の見直しが欠かせません。

男性の薄毛は何歳から進行する？

AGA（男性型脱毛症）の発症年齢や進行度合いには個人差がありますが、一般的には、思春期以降に発症し、早い人では10代からAGAが始まることもあります。

ただし、多くの場合、薄毛悩みを自覚し始めるのは、30代から40代にかけてです。

日本人男性の全年齢平均でのAGA発症率は約30％とされており、年齢が上がるにつれてその割合も高くなります。​具体的には、20代で約10％、30代で約20％、40代で約30％、50代以降で40数％という報告も見られます。 ​

こうした数値を見てみると、薄毛は決して珍しいことではなく、多くの男性が経験する可能性があるといえるでしょう。

毎日使う！育毛剤の基本的な使い方

育毛剤は、推奨量を正しい使用方法で、毎日継続して使うことが大切です。ここからは、育毛剤の基本的な使い方について、見ていきましょう！

①頭皮を清潔にする

育毛剤を使用する前に、まずは頭皮を清潔に保つことが重要です。

シャンプーで髪と頭皮の汚れや皮脂をしっかりと洗い流し、清潔な状態を保ちましょう。​洗髪後は、タオルでやさしく水分を拭き取り、ドライヤーで髪や頭皮を乾かします。

髪と頭皮が濡れたまま育毛剤を塗布してしまうと、育毛剤の角層への浸透が妨げられたり、成分が流れてしまったりする可能性があるので、洗髪後は髪を乾かしてから塗布するのがおすすめです。

②適量を頭皮に塗布する

育毛剤の使用量は、製品ごとに推奨量が異なります。使用方法を確認して、適量を頭皮に直接塗布しましょう。

「早く効果を実感したいから」という理由で、育毛剤をつけすぎてしまうと、液だれや頭皮のベタつきを引き起こす可能性があります。反対に「もったいない」と少量ずつ使っていると、思ったような効果を実感できないことも少なくありません。

育毛剤を使用する際は、推奨量を守って塗布しましょう。

③頭皮をマッサージする

育毛剤を塗布したあとは、指の腹を使って頭皮全体をやさしくマッサージします。

​5本の指先で頭皮をつかむように置き、指先の位置を動かさずに頭皮を押した状態で、手で3回ほど円を描くようにして揉みほぐしましょう。​左右の耳の上からはじめ、指の位置を変えて頭の中心に向かって、さらに指の位置を前後に変えて、頭全体を揉みほぐします。​

丁寧なマッサージを行うことで、頭皮の血行促進効果も期待できます。

育毛剤に副作用はある？

育毛剤は医薬品ではなく、医薬部外品の薬用化粧品です。

そのため、重篤な副作用の可能性は低いですが、頭皮の状態や成分との相性によっては、頭皮の赤みやかゆみが生じる場合があります。

こうした状態が続くときは、育毛剤の使用を中止して、皮膚科医に相談してください。

育毛剤に関するQ＆A

育毛剤に使用期限はある？

医薬部外品の育毛剤の使用期限は、未開封か開封後かによって異なります。

未開封の場合は、一般的に製造日から約3年間が使用期限とされています。ただし、製品に使用期限が記載されていないものもあるため購入後はなるべく早めに使用しましょう。

また、開封後の場合は、品質保持のために3～6ヶ月以内に使い切るのが望ましいです。

育毛剤に飲み薬はある？

日本では、育毛効果が認められたサプリメントや食品などはありません。

薄毛治療に用いられる発毛剤の内服薬はありますが、医師の処方を受けたうえで、クリニックや薬局での購入が必須です。

育毛剤は何歳から使っていい？高校生は？

医薬部外品の育毛剤には、一般的に年齢制限はありません。育毛剤は「医薬部外品」に分類されており、人体に対する作用が穏やかで、健康被害を引き起こすリスクが低いとされています。

そのため、抜け毛や薄毛が気になり始めたら、高校生からでも使用を開始することができます。

ただし、頭皮の状態や成分との相性によっては、頭皮の赤みやかゆみなどが生じる可能性があるため、未成年が使用する場合は保護者に相談してから使うといいでしょう。

育毛剤はシャンプーと併用した方が良い？

頭皮の余分な皮脂や汚れを落とし、清潔な状態で育毛剤を使うと、育毛有効成分が頭皮の角層に浸透しやすくなります。​

そのため、皮脂や汚れを落として、頭皮環境を整えてくれる「スカルプシャンプー」との併用がおすすめです。

育毛剤を使うと髪がベタつくって本当？

育毛剤は製品ごとに使用感や仕上がりが異なります。ベタつきが気になる方は、さっぱりとしたテクスチャーで、サラッと仕上がるタイプを選ぶといいでしょう。

また、育毛剤のつけすぎも、頭皮のベタつきの原因になります。推奨量を守り、適切な使い方を心がけることで、頭皮のベタつきは抑えられます。