「リベルサスを飲むと痩せるって聞いたけど本当?」「リベルサスに副作用はあるの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。リベルサスとは、血糖降下作用のあるお薬です。
リベルサスについてネットで調べると「危険」「効果ない」という口コミも散見されますが、実際はどうなのでしょうか?
この記事では、リベルサスの効果や副作用、注意点について解説します。リベルサスを使おうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 ダイエットにも効果的?GLP-1唯一の経口薬「リベルサス」とは
- 2 リベルサスを開発・販売しているのはどこ?
- 3 なぜ痩せる?リベルサスの作用機序と特徴
- 4 リベルサスの種類
- 5 どのくらい痩せる?リベルサスのダイエット効果
- 6 飲むだけでは痩せない!?効果を最大限にするためのポイント
- 7 リベルサスの副作用
- 8 リベルサスを服用してはいけない人
- 9 日本糖尿病学会が警告!ダイエット目的での使用を推奨しない医師も
- 10 保険適用になるのは「2型糖尿病の治療」のみ!薬価も紹介
- 11 ダイエット目的の場合では保険適用されない!オンラインクリニックで購入する場合の価格相場
- 12 個人通販でのリベルサスの購入は危険!
- 13 当院のリベルサスの処方について
- 14 リベルサスに関するQ&A
ダイエットにも効果的?GLP-1唯一の経口薬「リベルサス」とは
リベルサスとは、GLP-1受容体作動薬の一種です。そもそもGLP-1とは血糖値を下げるホルモンで、私たちの体にもあります。GLP-1受容体作動薬は、体の外からこのGLP-1を補う薬品です。
GLP-1受容体作動薬は自己注射が一般的ですが、リベルサスは経口投与します。そのため、リベルサスは抵抗感なく利用しやすいのが特徴です。リベルサスはアメリカやカナダ、デンマーク、スイス、オランダ、イギリス、スウェーデンでも販売されています。
日本では2019年に「2型糖尿病治療薬」として承認!
リベルサスは2019年7月に日本で承認申請し、2020年6月に「2型糖尿病」を効能または効果として製造販売承認を取得しています。その後、2021年2月に販売を開始しました。
リベルサスを開発・販売しているのはどこ?
リベルサスは、「ノボ ノルディスク ファーマ株式会社」が製造しています。ノボ ノルディスク ファーマ 取締役 糖尿病・肥満症事業本部 本部長の傳幸諭は、リベルサスの販売に際しについて次のように述べています。
ペプチド製剤であるGLP-1アナログの経口化に成功し、日本の2型糖尿病患者さんにリベルサス®錠をお届けできることは、『変革を推進し、糖尿病を克服する』というノボ ノルディスクのパーパス達成に向けた大きな一歩です。世界初にして唯一の経口GLP-1受容体作動薬リベルサス®錠により、日本の2型糖尿病患者さんの血糖コントロール改善のために、新たな治療オプションを提供することができると信じています。 引用:2型糖尿病治療剤 初の経口GLP-1受容体作動薬 セマグルチド (遺伝子組換え) 「リベルサス®錠」発売のお知らせ | MSD |
なぜ痩せる?リベルサスの作用機序と特徴
ここからは、リベルサスがどうしてダイエットに有効なのか解説します。
特徴①食欲を抑える
リベルサスの有効成分であるセマグルチドは、GLP-1の働きを模し、脳の食欲中枢に作用します。これにより、自然と食欲が抑えられ、食事量を減らすことが可能です。また、血糖値の急上昇を防ぐことで、少量でも満腹感が得られやすくなります。
特徴②満腹感が持続する
リベルサスは胃の動きを遅くする作用があり、食べたものが胃に長く留まるため、満腹感が持続しやすくなります。 その結果、間食や過食を防ぐことができ、摂取カロリーの自然な減少につながります。
ダイエット中に起こりやすい、空腹感によるストレスやイライラを軽減する効果も見込めるでしょう。
特徴③脂肪分解や代謝がアップ
リベルサスには、体内の脂肪細胞に直接作用して脂肪分解を促進する効果が期待できます。脂肪を分解して熱を産生する脂肪細胞「褐色脂肪細胞」の活性を高め、エネルギー消費を増加させます。
また、体のインスリン感受性が改善されて代謝が上がります。より効率的にエネルギーを消費する体質へと導くことで、リバウンド防止ができるのも特長です。
リベルサスの種類
リベルサスは、3mg・7mg・14mgと用量の異なる3種類が販売されています。
1日1回3mgから投与を開始し、4週間経ったら1日1回7mgに増やすのが通常です。ただし、1日1回7mgを4週間投与し続けても効果が出ない場合は、1日1回14mgに増量します。
用量 | 特徴 | 効果 | 副作用 |
3mg | 治療の開始時 | 効果は穏やかで、徐々に増量することが推奨される | 軽度の吐き気など |
7mg | 通常量 | 3mgよりも明確な効果が期待できる | 吐き気や胃腸症状 |
14mg | 最大用量 より強い血糖降下作用がある | 他の2つの用量よりも、強い効果が期待できる | 副作用が強く出る可能性が高い |
どのくらい痩せる?リベルサスのダイエット効果
リベルサスを飲むと、脂肪が減りその結果体重減少に繋がります。リベルサスの3mg・7mg・14mgの3種類の薬剤を使った国際共同治験及び国内試験において、以下の体重減少が認められました。
リベルサス | 最大体重減少 |
3mg | -1.5kg |
7mg | -2.4kg |
14mg | -4.4kg |
※効果には個人差があります
引用:リベルサス錠 3mg リベルサス錠 7mg リベルサス錠 14mg 2.5 臨床に関する概括評価|ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
飲むだけでは痩せない!?効果を最大限にするためのポイント
リベルサスは正しく服用しないと十分な効果を期待できません。最大限の効果を得るためにも、以下のポイントを守りましょう。
食事や運動など生活習慣を見直す
リベルサスは食欲を抑え、体重減少をサポートしますが、食生活や運動習慣の改善を並行して行うことで、より効果的なダイエットが可能になります。例えば、高タンパク・低糖質の食事をし、脂肪の摂りすぎを防ぐことが重要です。また、適度な運動、特に筋トレと有酸素運動をすることで、基礎代謝を上げ、リバウンドしにくい体を作ることができます。
正しい服用方法を守る
リベルサスは1日1回、朝起きてすぐに120ml以下の水で服用することが推奨されています。 服用後は30分間、飲食や他の薬の摂取を控える必要があります。これを守らないと吸収率が下がり、効果が十分に得られません。
また、飲み忘れた場合は、その日はスキップし、次の日から通常通り飲みましょう。2回分を一度に飲まないでください。過剰摂取は副作用が起こる可能性があるため、医師の指示通りの用量を厳守することが大切です。
リベルサスの副作用
なお、リベルサスの効果が失われるまでの期間は長く、服用中止後も効果が持続する可能性があります。そのため、血糖値の変動や副作用予防、副作用発現時の処置について、服薬中止後も十分留意することが大切です。
吐き気・嘔吐
急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛など)が発現する場合があります。この場合は、使用を中止し、速やかに医師の診断を受けるようにしましょう。
下痢・便秘などの胃腸症状
下痢、嘔吐から脱水を続発し、急性腎障害に至るおそれがあります。体調には十分注意し、必要に応じて医師に相談しましょう。
胃腸症状の副作用として、以下が発現する場合があります。
・悪心
・腹部不快感
・腹痛
・消化不良
・上腹部痛
・腹部膨満
・胃食道逆流性疾患
・鼓腸
・胃炎
・おくび
・胃排出遅延
低血糖
頻度は不明ですが、以下の低血糖の症状が現れることがあります。
・脱力感
・倦怠感
・冷汗
・高度の空腹感
・顔面蒼白
・動悸
・頭痛
・振戦
・めまい
・嘔気
・視覚異常 など
また、インスリン製剤又はスルホニルウレア剤との併用時に重篤な低血糖症状が出て、意識が消失するケースも発生しています。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど、適切な処置を行うことが大切です。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤と併用する際はブドウ糖を投与しましょう。
なお、その方の状態に応じて、リベルサスあるいは併用している糖尿病用薬を減量するなどの処置が講じられる場合があります。
胆のう炎や胆管炎のリスク増加
リベルサスを服用することで、以下の症状が発現する場合があります。
・胆石症
・胆嚢炎
・胆管炎
・胆汁うっ滞性黄疸
腹痛などの腹部に症状がみられた場合には、必要に応じて画像検査などによる原因精査が行われる場合があります。
その他
上記の副作用以外にも、以下の症状が現れる場合があります。
・過敏症(発疹、じん麻疹など)
・食欲減退
・頭痛
・浮動性めまい
・味覚異常
・心拍数増加
・疲労
・無力症
リベルサスを服用してはいけない人
リベルサスは誰でも服用できる薬ではありません。体質や持病によっては他の薬が勧められる場合があります。医師と相談のうえ、自分に合った薬品を服用しましょう。
重度の胃腸障害がある方
重度胃不全麻痺など、重度の胃腸障害のある方は医師に相談しましょう。十分な使用経験がないため、胃腸障害の症状が悪化する恐れがあります。
また、胃摘出術を受けた方はほかの薬剤での治療が勧められます。リベルサスは主に胃で吸収されるため、有効性が減弱する可能性があるためです。
膵炎・甲状腺疾患の既往歴がある方
嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛など、異常が認められたら、リベルサスの服用を中止し、適切な処置をする必要があります。また、膵炎と診断された場合は、再投与はできません。
さらに、リベルサス服用中は、甲状腺関連の症候の有無を確認し、異常が認められた場合には、医療機関を受診する必要があります。
低血糖のリスクがある方
以下に該当する方は医師に相談しましょう。
・栄養不良状態
・飢餓状態
・不規則な食事摂取
・食事摂取量の不足又は衰弱状態
・脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
・激しい筋肉運動
・過度のアルコール摂取者
妊娠中の方または妊娠を希望している方
2ヵ月以内に妊娠を予定する女性、妊婦、妊娠している可能性のある女性にはリベルサスを服用できません。糖尿病を治療する場合は、インスリンが使われる場合があります。
皮下投与用セマグルチドを用いた動物試験において、臨床用量に相当する又は下回る用量で胎児毒性が認められています。これらは母動物の体重減少を伴うものであったことが確認されています。
なお、授乳中の方がリベルサスを使用する際は医師に相談する必要があります。治療上の有益性や母乳栄養の有益性を考えたうえでし、授乳の継続または中止が検討されます。
皮下投与用セマグルチドを用いたラットを対象にした試験において、乳汁中への移行が報告されています。ただし、ヒトでの乳汁移行に関するデータやヒトの哺乳中の子どもへの影響に関するデータはありません。
その他
以下に該当する方は、必ず医師に相談のうえ服用を検討しましょう。
・リベルサスの成分に対し過敏症の既往歴のある方
・糖尿病性ケトアシドーシス
・糖尿病性昏睡または前昏睡
・1型糖尿病の方
・重症感染症や手術などの緊急の治療が必要な場合
・小児
・高齢者
日本糖尿病学会が警告!ダイエット目的での使用を推奨しない医師も
GLP-1は、2型糖尿病の治療薬として承認されていますが、健康な人が美容目的に使って、副作用が出たとしても基本的には自己責任です。
通常は承認された医薬品を正しく使って、健康被害が起こった場合は「医薬品副作用被害救済制度」を利用できます。医薬品副作用被害救済制度は、国に承認された医薬品によって健康被害が出てしまった場合に、医療費や障害年金などの給付を行う制度のことです。しかし、美容目的の場合は、適正に医薬品を使用したとは認められないため、救済制度は利用できません。
さらに、2023年11月には、供給を上回る需要増加の影響により限定出荷が生じてしまいました。病気などでGLP-1受容体作動薬を必要とする患者への供給が滞ることのないよう、厚生労働省より「GLP-1 受容体作動薬の在庫逼迫に伴う協力依頼」が事務連絡として発出されています。
保険適用になるのは「2型糖尿病の治療」のみ!薬価も紹介
リベルサスの保険適用条件には、患者が2型糖尿病と診断される必要があります。血糖値やHbA1c値の検査によって糖尿病の診断が行われます。これらの検査結果が基準値を超えている場合、糖尿病と診断されるのです。これに加え、BMIが一定の基準を超えている場合、特に肥満を伴う糖尿病の場合は保険適用が認められやすくなります。
リベルサスの保険適用条件には、他の治療法が効果を示さなかった場合もあります。例えば、食事療法や運動療法、他の血糖降下薬を試しても効果が認められない場合に、リベルサスが処方されることがあります。
リベルサスが保険適用となる場合の値段
リベルサスが保険適用される場合、患者の自己負担額は薬の価格の3割になります。一般的には1ヶ月あたり約2,000~3,000円程度です。
リベルサスの薬価
販売名 | 薬価 | |
リベルサス錠3mg | 139.6円/錠 | |
リベルサス錠7mg | 325.7円/錠 | |
リベルサス錠14mg | 488.5円/錠 |
ダイエット目的の場合では保険適用されない!オンラインクリニックで購入する場合の価格相場
リベルサスはダイエット目的で服薬する場合、保険は適用されません。自由診療のため、クリニックによって価格がバラバラなので、数院比較した上でリベルサスを購入するといいでしょう。
DMMオンライン | クリニックフォア | eLife | |
リベルサス錠3mg | 7,800円/月 | 11,000円/月 | 8,650円/月 |
リベルサス錠7mg | 14,800円/月 | 22,000円/月 | 16,400/月 |
リベルサス錠14mg | 23,700円/月 | 36,300円/月 | 26,200/月 |
※自由診療のため保険が適用されません
リベルサスは通販で入手できる?値段相場と安く処方を受けるには
個人通販でのリベルサスの購入は危険!
リベルサスは医師の処方が必要な医薬品であり、個人通販で購入することには大きなリスクがあります。ここからは個人通販で購入することが危ない理由を3つ解説します。
国内向けではない可能性がある
リベルサスは医師の処方が必要な薬剤ですが、海外からの個人輸入や非正規ルートで購入した場合、日本国内向けに作られたものではない可能性があります。 海外製品は日本の厚生労働省の基準を満たしていない場合があり、成分や含有量が異なることもあるため注意が必要です。
自己判断での服用となる
リベルサスはGLP-1受容体作動薬であり、適切な用量や服用方法が定められていますが、個人で入手できる場合には医師の診察なしに自己判断で服用することになり、副作用のリスクが警戒されます。 特に、低血糖・胃腸障害・脱水などの症状が出た際に適切な対応ができない可能性があります。
品質・有効性が未確認なので健康被害が起きる可能性がある
非正規ルートで入手したリベルサスは、品質管理が適切に行われていない可能性があり、有効成分の含有量が適正でない場合があります。 また、劣化した薬を服用すると、期待された効果が得られないだけでなく、重篤な副作用が発生する危険性もあります。
当院のリベルサスの処方について
当院では、オンライン診療でもご受診頂けます。運動や食事制限等が難しい方でも、負担なく無理のない体重減少効果が期待できます。お気軽にご相談ください。
リベルサス(一般名:セマグルチド) | |
価格 | 8,000円*/3mg/30錠 17,000円/*7mg/30錠 26,000円*/14mg/30錠 |
*初回購入価格
※価格は税別
リベルサスに関するQ&A
飲み忘れた場合はどうすればいい?
リベルサスを飲み忘れたときは、その日は飲まずに、次の日に1回分飲んでください。 2回分を一度に飲むのは危険です。
リベルサスを飲んだあとに二度寝しても良い?
リベルサスを服用した後は、すぐに二度寝してはいけません。リベルサスを服用すると、体内で血糖値の上昇が抑制され、一時的に低血糖状態になりやすいです。発熱や動悸・震えなどの症状が出ていても眠り続けてしまった場合、低血糖に気づかず重症化してしまう恐れがあります。
もし、二度寝をしてしまった場合、起きたらすぐに体調に変化がないか確認しましょう。また、リベルサスの服用後に寝てしまうと、胃腸がリラックスしてしまい薬の吸収が遅れます。リベルサスの効果が十分に発揮できなくなるため、二度寝しないようにしましょう。
何か月続けたら効果が出る?
個人差はあるものの、一般的には3~4ヶ月程度を目安に服用することが多いです。長い期間をかけて徐々に体重が落ちます。「なかなか効果が出ない」と感じても、自己判断で服用を中止するのはやめましょう。
痩せすぎてしまうこともある?
リベルサスを服用しても、短期間で急激に体重が減ることは少ないです。医師の指示に従って服用すれば、健康に問題ない範囲で徐々に体重が減少します。
もし、痩せすぎたと感じたら医師に相談しましょう。リベルサスの服用を中断すれば、徐々に体重も元に戻るのが一般的です。
便秘になるって本当?
リベルサスの副作用によって、便秘になる場合があります。これは、リベルサスに胃腸の働きを抑える作用があるためです。便秘の発生頻度は1〜5%未満とされています。ただし、便秘は時間の経過とともに症状がなくなるケースが多いです。もし、症状が長引く場合は医師に相談しましょう。
リベルサスのジェネリックはある?
リベルサスにはジェネリック医薬品はありません。
ピルと併用しても良い?
リベルサスとピルは併用可能な場合があります。リベルサスとピルを併用することにより、体重管理がしやすくなったり、ホルモンバランスが安定したりする場合があります。
もし、併用したい場合は医師に相談しましょう。全体的な健康状態やその他の服用している薬剤などを評価し、併用しても問題ないか判断します。
なお、血糖値や他の健康指標を確認することが重要なため、併用する場合は定期的な観察が必要になることが多いです。医師と密接に連携し、体調の変化に注意しながら服薬するようにしましょう。
リベルサスでリバウンドする可能性はある?
リベルサスの服薬を中止するとリバウンドする可能性があります。服薬を中止するとリベルサスの食欲抑制効果などが失われ、食欲が出たり血糖値が元に戻ったりします。これにより体重が元に戻る場合があるのです。
リベルサス中止後のリバウンドを防ぐためには、正しい生活習慣を身に付けることが大切です。バランスのいい食事や適度な運動を習慣づけると、体重が元に戻るリスクを抑えられます。
●リベルサスについて
【未承認医薬品等】 2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されていますが、肥満治療目的の処方については、国内では効能・効果への承認が下りていません。 【国内の承認医薬品等の有無 】 国内で「肥満治療」の効能・効果で承認されている、GLP-1製剤はありません。 【諸外国の安全等の情報】 リベルサスと同じ有効成分「セマグルチド」による抗肥満薬「ウゴービ」は、FDA(アメリカ食品医薬品局)、EMA(ヨーロッパ医薬品庁)などで抗肥満薬として承認されています。ただし、リベルサスは諸外国でも承認されていないため重大なリスクが明らかになっていない場合があります。急性膵炎、低血糖症状(冷や汗、気持ち悪くなる、手足の震え、ふらつく、脱力感)、嘔吐、腹痛、下痢、便秘といった副作用があります。 【入手経路等】 多くの場合、クリニックの個人輸入です。 |