「最近薄毛が気になる」「抜け毛が気になって仕方がない」と悩んでいませんか?薄毛治療にはさまざまな方法がありますが、メソセラピーも視野に入れるといいかもしれません。
この記事では、メソセラピーについて詳しく解説します。メソセラピーの効果や副作用、料金について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
効果ないって本当?育毛メソセラピーとは
育毛メソセラピーは、発毛を促進する成長因子やビタミン、ミノキシジルなどを頭皮に直接注入する治療法です。AGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性の薄毛)の治療として用いられ、内服薬や外用薬では届きにくい有効成分を、頭皮の毛包に直接届けることができるのが特徴です。
治療方法には、注射・ダーマペン・電気穿孔法(エレクトロポレーション)などがあり、痛みの程度や浸透率が異なるため、クリニックによって施術内容を確認する必要があります。
どんな成分が注入される?
成分 | 働き | ポイント |
---|---|---|
ミノキシジル | 頭皮の血流を良くして、髪の成長を助ける | AGAの治療薬にも使われる成分で、髪を太く強く育てるのをサポート |
成長因子(HGF・VEGF・FGFなど) | 髪を作る細胞を活性化し、育毛を促す | 髪の成長スイッチをONにする成分。毛根(髪を作る工場)を元気にする |
ビタミン&ミネラル(ビタミンB群・亜鉛など) | 髪の栄養を補い、抜け毛を防ぐ | 健康な髪を育てるために欠かせない栄養素。食事だけでは不足しがち |
ミノキシジル
ミノキシジルは血管拡張作用を持ち、毛包に直接働きかけて発毛を促進する成分です。
成長因子(HGF・VEGF・FGFなど)
成長因子は、細胞の増殖や再生を促すタンパク質であり、特に育毛メソセラピーではHGF・VEGF・FGFなどの成分が使用されます。
ビタミン&ミネラル(ビタミンB群・亜鉛など)
ビタミンやミネラルは、髪の成長を支える栄養素として重要な役割を果たします。ビタミンB群は、細胞の代謝を促進し、健康な毛髪の生成を助けます。亜鉛はタンパク質の合成に関与し、DHT(男性ホルモンの一種で、AGA)と深く関わりがある)の抑制効果もあります。これらの成分は、育毛メソセラピーにおいて補助的な役割を果たすことが多いです。
成分を”直接”頭皮に届ける!育毛メソセラピーの効果とは?
育毛メソセラピーには、主に以下の2つの効果が期待できます。
①血行を促進する
メソセラピーでは、ミノキシジルや血管成長因子を頭皮に直接注入することで、血流を改善し、毛根への栄養供給を増やす効果があります。
血流が悪いと、毛母細胞に必要な酸素や栄養素が届かず、毛髪の成長が妨げられます。メソセラピーによって毛細血管が拡張し、新たな血管が生成されることで、頭皮全体の血流が改善されるため、毛包の活性化が促進されます。
②発毛をサポート
メソセラピーは、毛母細胞や毛包を活性化することで発毛を促進する治療法です。
ミノキシジルや成長因子、ビタミン・ミネラルを頭皮に直接届けることで、ヘアサイクルを正常化し、新たな毛髪の成長をサポートします。特に、成長因子は細胞の増殖を促し、衰えた毛包を再生させる働きがあるため、AGAによる細くなった髪を太く強くする効果も期待できます。
フィナステリド・デュタステリドとの違い|効果を最大限にするなら併用がおすすめ!
項目 | メソセラピー | フィナステリド・デュタステリド |
---|---|---|
効果 | 発毛を促進(頭皮に直接成分を注入し、毛母細胞を活性化) | 抜け毛を抑制(DHTの生成を抑え、薄毛の進行を防ぐ) |
副作用 | 軽度の腫れ・赤み・内出血・一時的な抜け毛 | 性欲減退・ED・体毛の増加・倦怠感(まれにうつ症状) |
即効性 | 3~6ヶ月で効果を実感しやすい | 6ヶ月~1年かけて抜け毛を抑える |
部分的なアプローチ | 気になる部位(M字・つむじなど)にピンポイント施術が可能 | 飲み薬のため、全体的な薄毛の進行を抑える |
費用 | 1回2~8万円、6回コースで10~40万円 | 月3,000~10,000円程度 |
こんな人におすすめ | ・内服薬の副作用が気になる人 ・できるだけ早く発毛を実感したい人 ・AGAが軽度~中度の人 | ・長期的に薄毛治療をしたい人 |
AGA内服薬には、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルがあります。
フィナステリド・デュタステリドは、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで、AGAの進行を遅らせる効果があります。特に、デュタステリドはフィナステリドよりもDHT抑制効果が強く、広範囲の薄毛に有効とされています。ミノキシジル内服薬は血管を拡張し、毛根への血流を改善することで、発毛を促進する効果があります。
【内服薬との比較】メソセラピーの特徴
メソセラピーは、気になる部位に直接薬剤を打ち込めるため、改善したい部位のみを治療することが可能です。しかし、費用は高価で1回8万円する場合もあります。
効果を最大限にするなら併用がおすすめ!
メソセラピーは単独でも効果がありますが、ミノキシジルやデュタステリドと併用することで、より高い発毛効果が期待できます。
植毛との違い|メソセラピーは「自分の髪を育てる」、植毛は「髪を新しく生やす」
項目 | メソセラピー | 植毛 |
---|---|---|
治療方法 | 成分を頭皮に直接注入し、発毛を促す | 自分の後頭部などの毛を移植し、薄毛部分に定着させる |
効果 | 自分の髪を育てる(育毛) | 髪を新しく生やす(増毛) |
即効性 | 3~6ヶ月で効果を実感しやすい | 定着まで半年~1年必要 |
部分的なアプローチ | 狙った部位(M字・つむじなど)にピンポイントでアプローチ可能 | 完全に髪がない部分にも移植可能 |
費用 | 高価(1回2~8万円、6回コースで10~40万円) | 非常に高価(50~200万円以上) |
ダウンタイム | ほぼなし(施術後に赤みや腫れが出る程度) | あり(施術後に腫れやかさぶたができる、1週間ほど安静にする必要がある) |
こんな人におすすめ | まだ髪が残っている人 / 薄毛を進行させたくない人 / 自然な発毛を求める人 | すでにツルツルの部分がある人 / 費用がかかっても長期的な効果を求める人 |
【植毛との比較】メソセラピーの特徴
植毛は、自分の後頭部などの毛髪を採取し、薄毛部分に移植する外科的治療法です。植毛のメリットは、移植した毛髪が定着すれば半永久的に生え続ける点です。ただし、手術費用が高額であり、ダウンタイムが必要になるデメリットもあります。
メソセラピーは手術の必要がなく、ダウンタイムが短いため、気軽に受けられます。ただし、メソセラピーは既存の毛包を活性化する治療のため、毛根が完全に失われた部分には効果が出にくい点がデメリットです。そのため、植毛と組み合わせることで、より高い発毛効果が期待できるケースもあります。
育毛メソセラピーの副作用
育毛メソセラピーの副作用には、以下のようなものがあります。
①施術部位の赤み・腫れ・かゆみ
育毛メソセラピーでは、頭皮に直接成分を注入するため、一時的に赤み・腫れ・かゆみが生じることがあります。これは、注射による刺激や、体が薬剤に反応して起こる炎症反応が原因です。
特に、ミノキシジルを使用する場合、血流が増加することで軽度のかゆみやほてりを感じることがあります。通常、数日で症状は治まりますが、強い腫れやかゆみが続く場合は、アレルギー反応の可能性もあるため、医師に相談することが重要です。
②一時的な初期脱毛
育毛メソセラピーの治療開始後、一時的に抜け毛が増えることがあります。これは、成長因子やミノキシジルの作用によって、ヘアサイクルが活性化し、休止期の毛が抜け落ち、新しい毛が生え始める過程で起こります。
通常、施術後1〜2カ月の間に発生し、その後は新しい毛髪の成長が促進されます。ただし、抜け毛が長期間続く場合は、AGAの進行や他の原因が考えられるため、医師に相談することが推奨されます。
③頭痛やめまい(まれ)
育毛メソセラピーで使用されるミノキシジルや血管拡張成分の影響により、頭痛やめまいが起こることがあります。これは、血管が拡張し、血流が急激に変化することが原因とされています。特に低血圧の人は、血圧の変動によってめまいやふらつきを感じることがあるため注意が必要です。通常は軽度で一時的な症状ですが、長引く場合や日常生活に支障が出る場合は、医師に相談して治療の調整を行うことが大切です。
育毛メソセラピーが向いていない人は?
育毛メソセラピーは全員ができる治療法ではありません。ここからは、育毛メソセラピーが向いていない人について解説します。
①ミノキシジルのアレルギーがある人
メソセラピーで使用される成分の一つにミノキシジルがあり、これに対してアレルギー反応を示す人には適していません。ミノキシジルにアレルギーがある場合、頭皮の強いかゆみ・赤み・腫れ・発疹・湿疹などの症状が現れることがあります。重度の場合、アナフィラキシー反応を引き起こすリスクもあるため、注意が必要です。事前にパッチテストを行い、ミノキシジルが体に合うか確認することが推奨されます。
②すでにツルツルの人(完全に髪がなくなっている人)
メソセラピーは、既存の毛包を活性化させて発毛を促進する治療法のため、すでに完全に髪がなくなり、毛包自体が消失している場合は効果が期待できません。
特にAGA(男性型脱毛症)が進行しすぎて、長期間にわたり毛髪が生えていない部分では、メソセラピーによる発毛効果はほとんど見込めません。このような場合、植毛などの外科的治療が適しているため、クリニックで適切な治療方法を相談することが重要です。
③予算が厳しい人(コスパを重視する人)
メソセラピーは1回あたりの施術費用が高く、複数回の施術が必要なため、予算に余裕がない人には向いていません。
一般的に1回の治療で数万円以上かかり、効果を実感するには6〜10回程度の施術が必要とされます。また、効果を維持するために定期的な施術が求められるため、長期的に見てもコストがかかります。よりコストを抑えたい場合は、内服薬や外用薬による治療を検討するのも一つの選択肢です。
日本皮膚学会は推奨していない?メソセラピーの注意点とは
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」では、育毛メソセラピーに対して推奨度C2(行わない方がよい)と評価されています。これは、現時点ではメソセラピーの発毛効果や安全性に関する十分な科学的根拠が確立されていないためです。
メソセラピーは、ミノキシジルや成長因子などを直接頭皮に注入することで発毛を促す治療ですが、「どの成分がどの程度の効果を持つのか」「長期的な安全性はどうか」といった明確なデータが不足しているのが現状です。
メソセラピー治療が受けられる場所と費用相場を紹介!
メソセラピー治療が受けられる場所には、AGAクリニックや一般皮膚科があります。
①AGAクリニックの費用相場
専門クリニックでは、内服薬や外用薬と併用しながら治療を進められるため、総合的なAGA治療が可能です。ただし、費用は高めになる傾向があります。
ミノキシジルや成長因子、ビタミン類などを配合した独自の治療法を採用しているクリニックもあります。施術は医師または専門のスタッフが行い、患者の状態に合わせてカスタマイズされることが特徴です。
クリニック名 | 施術内容 | 1回あたりの費用 |
---|---|---|
湘南AGAクリニック | クイックメソ | 14,800円~ |
AGAスキンクリニック | Dr’sメソ治療(AGAメソセラピー)2cc | 88,000円~(回数により割引あり) |
スマイルAGAクリニック | メソセラピー(ミノキシジル) | 初回限定980円 |
※自由診療のため保険が適用されません
※費用は税込です
②皮膚科・美容皮膚科
一般の皮膚科でも、一部のクリニックではメソセラピーを提供している場合がありますが、対応している施設は少ないのが現状です。皮膚科では、AGAの診断や、ミノキシジル外用薬・フィナステリド・デュタステリドの処方が中心であり、メソセラピーはAGA専門クリニックほど普及していません。メソセラピーを希望する場合は、事前に実施しているか確認することが重要です。
クリニック名 | 施術内容 | 1回あたりの費用 |
---|---|---|
あおいクリニック銀座 | スペシャルスキン・メソセラピー | 45,100円(初回トライアル36,300円) |
日本橋室町皮ふ科 | 薄毛メソセラピー | 22,000円 |
銀座スキンクリニック | メソセラピー グロースファクター(BENEV)頭頂・前頭部 | 28,600円 |
※自由診療のため保険が適用されません
※費用は税込です
育毛メソセラピーに関するQ&A
メソセラピーの施術の流れは?
メソセラピーの施術の流れは主に以下の通りです。
1.カウンセリングで頭皮や髪の状態を確認する
2.頭皮の消毒や表面麻酔を行う
3.注射器などを使って、有効成分を頭皮に直接注入する
4.アフターケアを行う
効果を維持するにはずっと続けないとダメ?
メソセラピーの治療を中断すると、徐々に治療前の状態へ戻りやすくなります。そのため、半年から1年ほど継続して行うことが推奨されています。
メソセラピーは保険適用になる?
メソセラピーは保険適用外で、自由診療となります。薄毛治療は「美容」目的として分類されるためです。