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適応障害

適応障害とは?

適応障害とは、明確な原因となるストレス(きっかけ)に反応して、情緒や行動面での症状が出現し、仕事、学校、家庭などの社会的活動が難しくなっており、原因となるストレスとその影響が収まれば6ヶ月以内に症状が消退する病態とされています。

心療内科

なぜ適応障害と診断される人が多いのか?

メンタルクリニックを訪れた人が、何かしらのきっかけを始まりとしてメンタル不調を来し現在うつ状態にあるが、うつ病の診断基準には足りない時に、適応障害と付けられることが多いからです。

従来の診断基準(DSM5)では、何かしらきっかけのある「うつ状態」の人は、ほとんど全て適応障害と診断することが出来てしまうことから、おのずと適応障害と診断される人が増える傾向がありました。

ICD11での変更点

この点を踏まえ、国際疾病分類(ICD)の最新版であるICD11(2018年に発表)では、ストレスへの適応の失敗に加えて、ストレスとその結果に対する「とらわれ」を適応障害の特徴的な症状として診断に必須とすることで、診断の信頼性を高めました。

「とらわれ」の例としては、「過度の心配」「ストレスについての絶え間ない反芻」などがあげられ、付加的な特徴として「回避」もあげられています。「とらわれ」と「ストレスへの適応の失敗」を診断に必須としたことで適応障害の診断がより明確化されていくことが期待されています。

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