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コラム

慢性疼痛と精神疾患

慢性痛患者の精神疾患の併存率は、2003年の調査1)によると、慢性疼痛を有する人は精神疾患の有病率が2~3倍も高いことが解っています。

具体的には、気分障害2.2倍、パニック障害3.4倍、PTSD3.2倍、不安障害1.9倍などと報告されています。

慢性的な痛みを抱える方は身体的苦痛に加え、精神的・心理的苦痛から精神疾患を発症しやすいという側面や、非器質性慢性痛においては、痛み自体が心理的・社会的影響を受けやすいという側面等がこのデータからも示唆されます。

1)McWilliams LA et al. : Mood and anxiety disordes associated with chronic pain: an examination in a nationally representative sample. Pain 106 : 127-133,2003

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